タブレットに戦国時代の到来か!ワコムに強烈なライバルが次々登場しています。
最新の筆圧対応タブレットPCを紹介します。
・11/10加筆修正しました。
・11/19,20加筆修正しました。
・11/27加筆修正しました。
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今買うならどれ?
2013年12月の時点のモバイルタブレットは個人的にQH55/Mとsurfaceの一騎打ちです。QH55/Mは購入して手元にあるので引き続きレビューする予定です。(12/20追記)→レビュー記事まとめ
・surface pro2(パフォーマンス重視corei5 900g、1920×1080、128GB、オフィス付き)
QH55/Mはwindowsの高解像度対応の弱さにもろに足を引っ張られています。クリップスタジオは拡大縮小の猛烈な処理落ち、フォトショップCS6はスケーリングせず極小表示になります。解像度を落とせば実戦投入可能な性能を持っているのですが最大の売りがスポイルされてちょっと悲しいです。900gの重さが気にならないならsurfaceを買ったほうがお絵かきタブレットとしては幸せになれます。お絵かき以外のモバイル用の玩具としてはQH55/Mは最高の性能ですし、一方でsurfaceはオフィス付きで本体容量も標準128GBと多くメインマシンにすらなりうる高性能機です。モバイルかパフォーマンスかの悩ましい二択です。
セルシスさんやってくれました!
→クリスタRetina対応神アップデートが入りました!記事
さらにモバイル性能と低価格を追求した8インチワコム機種が来年には出てくるようですね!この機種も期待大です。
300ドル台?、Bay Trail atom、10.1型1280×800、バッテリ?h、厚さ10.95mm、380g
→ガジェット通信 Androidモデルも存在するASUS未発表タブレット「M80TA」の製品名は「VivoTab Note 8」、ワコム製デジタイザを搭載
ワコム
安定安心のワコムペン搭載機種は、11月15日発売予定の「ARROWS Tab QH55/M」が総合的に一歩リードです。10.1インチRetina解像度、長時間駆動の最新のBay Trail atom搭載で処理速度にも不安なく、オマケに防水付きです。atomタブレット単体としてはやや高いですが富士通直販WEB MARTで最小構成が8万。Retina解像度にソフトが対応していれば使い勝手が良さそうです。
同価格帯の「surface pro2」はHaswell搭載でバッテリー不安が解消され処理速度やSSD容量などスペック面で上回ります。900gの重量がネックですが汎用性を考えてこちらを選んでも良いかも知れません。
そして、既に低価格のお絵かきタブとして認知されている「latitude 10」は他の半額近い価格、フルサイズSDカードスロット搭載など旧型atomの処理速度こそ見劣りしますがまだまだ検討に値する機種です。秋モデルで後継機が出ず、ワコム非搭載のVenueシリーズに切り替わったため安くワコム機を手に入れたいならこれしかありません。(11/10追記)
年末に情報だけ滑り込んできました。8インチワコム搭載タブレットがついに出るようです。ASUS VivoTab Note 8 M80TA 本体重量380グラムと軽量で値段も300ドル台になりそうと言うことでかなり期待できそうです!発売は来年のいつ頃になるのでしょうか。(12/20追記)
実売10万前後、Bay Trail-T atom、10.1型2560×1600、バッテリ15.5h、650g 防水、防塵、耐薬品
クリップスタジオペイントでのレビュー動画がありました。(11/19追記)
実売10万前後、Haswell、10.6型1920×1080、バッテリ7h、907g
実売5万前後、Clover Trail atom、10.1型1366×768、バッテリ12h、658g
ワコム公式のタブレットPCとして発売されたCintiq Companion。価格と重量が飛び抜けているので使う人を選びそうです。Android版のCintiq Companion Hybridも158,000円~と非常に厳しい価格設定です。強力なライバルが出てきていますし、ベースとなった液晶ペンタブ「Cintiq 13HD」が大きく値下がりしているのでそちらのほうがオススメかもしれません。(11/10追記)
198,000円~、Core i7、13.3型1920×1080、バッテリ7h、1.8kg
海外でレビューが出ていたので追加しました。旧式のClover Trail atomではありますがワコム系(Sペン)では最薄、最軽量になるのかな?国内販売は無いかもしれません。(11/27追記)
699ドル?、Clover Trail atom、10.1型1366×768、バッテリ10h、厚さ8.2mm、550g
Synaptics
latitudeシリーズの終了と共にVenueシリーズが始まるようです。最大の問題点は筆圧ペンがワコムではなくSynapticsのペンになることです。先行発売された海外では既に書き味最悪でワコム・N-trigに大きく劣るというレビューが出ています。またSynapticsのペンは筆圧機能はありますがホバーするポイントが出ない(ホバー自体は一応します)仕様です。ドライバ的にはワコムではなくN-trig系のようですが筆圧が出ないソフトが多く絵を描くのには厳しいと思われます。(11/10追記)ファームウェアのアップデートで書き味が改善したみたいです!?(11/20追記)
2013年11月発売予定 4万前後?、Bay Trail-T atom、10.1型1280×800、バッテリ10h、400g
4万前後から軽量Bay Trail-T機種が続々出ています。
N-trig(主にソニー機)
ソニーのVAIO DUOシリーズに搭載されたイスラエルのタブレットメーカーN-trigは絵描きさんにも高い評価を得ているようです。ワコムよりパネルが薄くペンと液晶の間の視差が少ないことが特徴です。ペンのずれの少なさや置いた手の誤検知の少なさはワコム以上との評価も。実用十分ですが最低筆圧感度や細かい機能ではワコムには及びません。最大の欠点はwintabドライバに未対応なためPhotoshopやsaiで筆圧が出ません。本機のTabletPCドライバに対応する製品はセルシスのクリップスタジオの最新版になります。
実売11万~、Core i5、11.6型1920×1080、バッテリ6.5h、1.29kg
実売13万~、Haswell、13.3型1920×1080、バッテリ18h、1.33kg
クリップスタジオ一本でほぼイラストもマンガも描けてしまうため、Photoshop系で筆圧が出なくてもそれなりに使えそうです。DUO11より後に出したDUO13では軽量化と小型化が進んだためあまりサイズが変わらず、バッテリ駆動時間も倍以上の18時間時間に伸びたため今買うなら13でしょうか。
と思っているうちに先日のIFA2013で折りたたみ式のVAIO FIT 13A,14A,15A(参考出展11A)と分離式のVAIO TAP 11が発表!最新の課金版「PhotoshopCC」はソニー機N-trigで筆圧対応することを発表!でも次期「PhotoshopCC」月額料は2,200円。年間26,400円。ちょっとこれは高すぎるのでは・・先日CS6を買ったので対応してくれるとありがたいですね。もしかすると次期エレメンツが対応してくるのかな?
VAIO FIT 15Aはなんと超高解像度液晶2880×1620ドットを選択でき、13A,14A,15AはHaswell搭載。参考展示の11Aは新型の4コアAtom?を搭載するため来年の発売になるようです。
VAIO FIT
FIT 11A:2014初頭、Atom新型 、11.6型1920×1080、不明g
FIT 13A:2013年秋、Haswell、13.3型1920×1080、1.2kg
FIT 14A:2013年秋、Haswell、14型1920×1080、1.8kg
FIT 15A:2013年秋、Haswell、15.5型2880×1620、2kg
価格不明、Pentium or Haswell、11.6型1920×1080、バッテリ不明、780g(単体)1.2kg(合体)
エイスース?(アスースの方が良いよね!)の2画面ノート(なんと普通のノートPCの背面に液晶を搭載し閉じるとタブレット)TAICHIの背面がN-trigの電磁誘導筆圧ペンに対応。脱着式のThinkPad HelixもN-trigの電磁誘導筆圧ペン搭載です。
実売10万~、Core i5、11.6型1920×1080、バッテリ5.3h、1.25kg
→■西川和久の不定期コラム■ ASUS JAPAN「TAICHI」~天板にもタッチ対応フルHD液晶を搭載するUltrabook
キーボードドッキングタイプはこちら。液晶側に駆動部品を全て載せる関係から、どちらもキーボード側に補助バッテリーを入れて重量バランスを取っています。
実売14万~、Core i5、11.6型1366×768、バッテリ4.8h(単体)10.7h(合体)、850g(単体)1.7kg(合体)
実売13万~、Core i5、11.6型1920×1080、バッテリ7.5h(単体)10h(合体)、785g(単体)1.61kg(合体)
旧式のN-trigにはwintab互換ドライバなるものが出回っていましたし、Adobeが公式対応を表明したVAIO以外もPhotoshop系で筆圧が使えるようになる可能性もあるかもしれません。
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