マッスル講座開設
人物画の基本は骨と筋肉・筋肉・筋肉ううううう です!
マッスルイメージ
筋肉と聞きますと筋肉ダルマのオヤジをご想像される方が多いかもしれません。
本講座の趣旨の半分はそうであり、半分は違います。
人物画の基本としての解剖学、筋肉描写を多くの方に知っていただきたいのです。
誰にでも骨があり肉がある
人には骨と筋肉があります。
美人のおねえさんもカッコいいお兄さんもおじさんおばさんもみんなそうです。
サンプルおねえさん。骨。その上に筋肉、胸、お尻があり。皮が覆っています。
多い少ないの差はあれど誰でも筋肉はついています。
女性は「盛り上がっていない筋肉」に胸とお尻。(脂肪)老人であれば「筋っぽい筋肉に」垂れた皮。
基本となる骨格や筋肉に変わりはありません。
基本を押さえることが出来れば、バランスとパーツ(骨格、筋肉、脂肪、皮など)の組み合わせにより
あらゆるキャラクターの肉体を描き分けることが出来ます。
極端な例ですが、人間以外の動物も同じです。
哺乳類の骨格、筋肉の基本形は同じです。
著しくバランスが異なりますが人の描き方を応用出来ます。
馬のポイントは肩と肘の位置。前足の膝?は人間の手首にあたります。
キャラクターを描く上で筋肉が大変重要な要素であることがわかっていただけるでしょうか?
知識の応用
ゲームや漫画でお馴染みのキャラクターを観察すれば
多くのものに少なからずどこかに筋肉が描かれていることが分かると思います。
もちろん画風によって差は有りますが・・
少年に筋肉や少女に大きな胸。よくあるデフォルメ
ファンタジーや格闘を題材にしたものには必ず描かれますし、エッチな漫画にもリアルな肉体描写は欠かせません。
強さや色気を表現するのにとても有効なのです。
また、筋肉を知ることによる大きな効用のひとつは人物画のデッサンが狂わなくなる事です。
誰でも指は5本で手と足があり頭には目と口と鼻が・・・・・と基本的なことは知っています。
ですからどんな素人でも「人に見える絵」は描けますが、
各部を別個に覚えているため全体的にバランスが悪くなりがちです。
ここに筋肉の知識が入ることで各部の繋がりが明確になり。
結果的にバランスの良い。デッサン力のある絵が描けるようになるのです。
(わざとバランスを崩すこともあります→デフォルメ)
とはいえ漫画絵はデフォルメ、誇張表現が命ですので、デッサンはそれほど気にするものでもありません。
むしろ正し過ぎるデッサンの絵はつまらないものになりがちだと思います。
ただ知っていてバランスを崩すのと知らずに崩れているのでは大きな違いがあるということです。
アオリの一例。フカンは逆に上から見下ろした構図のことです。
角度によっては極端なデフォルメは難しくなります。
他にも立体的に構造を理解することで、体を好きな角度で描けるようになります。
「アオリ」「フカン」といった構図も思いのままです。表現力の向上を期待できます。
まだまだ筋肉を知ることによって得られる効果はいくつもあります。少しづつ楽しく覚えていってください!
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