骨と関節、各部の長さを覚えよう
人物を描くには中身から順に覚えて行くのが近道です。最初に「骨と関節」、次に「筋肉」、その次は「衣服」
描きたい絵柄によってそれぞれ覚える程度は異なりますが、「骨と関節」はキャラクターを描く土台となる部分です。
手を抜かずしっかり覚えていきましょう。
ごくごく簡単に説明して行きマッスル!
ちょっとリアルに全身骨格を描いてみました。
右に描いた数字は全体の比率です。
股関節の位置で2分の1、膝の位置でまた2分の1、
最も基本的な比率なので覚えておきましょう。
全身の各部分を比率で覚えていくのは美術の基本です。でもこんな骨格を覚えるのは大変ですよね。
簡易骨格で描いた全身像です。
頭、あばら骨、骨盤を大まかに描いたパーツをS字状の背骨で繋ぎ、手足は線や棒で描いたものを美術書で見かけないでしょうか?
できればこのレベルの形は最低限覚えてほしいです。
『人を描くって楽しいね』様でも詳しく説明されていますし、ぜひよい美術書を手に入れて頭に叩き込んでください。
さらにナナメの構図やアクションまで、このような簡易骨格で描かせるものが多いのですが、
初心者には中々難しいと思います。そこでもっと簡単に
左はぺらぺらのフレームだけの状態です。これをアクションさせていきましょう!
厚みが無く単純な形なので簡単に様々な構図を描く事ができます。
これくらいなら描けるぞ!という気がしてきて頂けると幸いです。
「骨と関節」といっても細かく覚える必要はあまりありません。
主要な関節の位置関係を覚えればとりあえず十分です!
アクションさせよう
①目盛りを書いて胴体と頭のバランスをとる
②手前、もしくは奥に突き出す部分は短くする
③ぶつかる部分はスキマを空けておく
④背骨は柔軟性があり曲げることができる
⑤見えなくなる部分も間接位置の目印を描く(もしくは全部描いてしまう)
⑥胴体部はねじりを入れられる
ぺらぺらだとアクションがしやすいです!
何人か描いてみて練習しましょう~
でも、このままではキャラクターには使えません。
そこでフレームに丸を描いてつないで仕上げていきます。
胴体部は全体に厚みをつけたりウエストを絞ったり
色々アレンジを加えるとリアルになります。
○ニュー特戦隊!
細部の仕上げにこだわろう
今回、説明に使用した骨格はリアル男性がベースです。
漫画ならもっと頭身が低かったりしますし、女性ならもう少し肩幅が狭いほうがよいかもしれません。
まずは自分の目指す体形でフレーム作ってみてください。
何頭身なのか、手足の長さの比率、肩幅、肩の高さを
チェックしてみましょう!
等身をそろえる、手足の長さを左右でそろえる。簡単なようで難しいことです。
パースがつくとさらに難解になっていきます。
単純な形でバランスをしっかり取ってから細部を描いていきましょう。
ぺらぺら、簡易骨格、各部をブロックで分けた人形型。少しずつ情報量を増やしていきましょう。
土台となるアタリは描きやすいものであれば何でも良いです。
先に全体をイメージすることを忘れないでください。各部の細かい部分はマッスル講座で説明していきます。
書き途中の絵にフレームを入れる
慣れてくればあまりアタリを描かなくてもそれなりの絵が描けるようになるはずです。
全身にアタリを取るのは面倒ですので必要に応じて省略するのもよいでしょう。
でも清書を描いている途中でデッサンの狂いに気付く事も多いですよね。
工事中
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