肩から手首までの腕の造り

腕はダイナミックに複雑な動きをしますが、ポイントを抑えればそれほど難しくはありません。自分の腕を観察しつつ各部の動きを確認しましょう。

尺骨は肘から小指側の手首につながっています。
腕橈骨筋は上腕三等筋の内側から親指側に回りこむ筋肉。
（※の部分は厳密には長橈側伸筋です）
上腕二頭筋は「力こぶ」を作る腕の筋肉。
上腕三頭筋は腕の裏側の筋肉。
腕の動きの基本となるのはこの４つ。

名前は覚える必要ありませんが尺骨は非常に重要です。
ヒジから小指側の手首まで腕ををさわれば骨がつながっているのがわかるでしょう。

腕橈骨筋は主に前腕の回転（＝手の回転）に使われる筋肉です。ヒジを曲げるのにも使われます。

腕を伸ばした状態ではこのような位置関係になります。

腕橈骨筋の真裏には橈骨（とうこつ）という骨があり、図の様に尺骨とX状に交差するように動きます。
この二本の骨を腕橈骨筋やその他の筋肉で動かすことで手首を回転させているのです。

一般のキャラクターを描く分にはこの４つを押さえておけば十分です！

腕の動き方、回転

肩を中心に上腕が９０度+α、肘を中心に下腕が１８０+α回転します。これによって手首は３６０度近く回転させることができます。

• 右手
• 左手

• 右手
• 左手