空気遠近法
基本の空気遠近法から。
空気は完全な透明ではないので。
遠くほどモヤーンと青白くぼやけるように見えます。
絵を描く場合にも同様に表現することで遠近感を表せます。
近くは濃い目にしっかり描き込んで
遠くは薄めにぼんやりと描くわけです。
※コントラストって何だと言う人に
コントラストを上げると白黒はっきりして彩度が上がり、コントラストを下げると彩度の低いグレーになって行きます。
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背景例(予定)
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錯覚と照り返し
光と影の境界は目の錯覚によって強調されます。
これをさらに強調し境界をより明るく、より暗く描いてしまうテクニックがあります。
ピンポン玉の写真でちょっと突っ込んでみましょう。
左のピンポン玉の画像に手を加えてみました。
左が内訳で右が私のイラストでの実用例です。
ディティール抑制法
絵はただたくさん高密度に描けば良いと言うものでもありません。
1、疲れてやる気を無くしてしまう
2、ごちゃごちゃして見づらくなる。
省略すると描くのが楽になるだけでなく、
時にはむしろ作品を見やすくより良いものにする効果があります。
主なディティール抑制箇所はハイライトと影です。
漫画のような線画の絵でも
ハイライトの外形線を抜いて陰影をより効果的に見せる事があります。
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画像予定
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影となる部分は輪郭線だけ描いたり、ベタ塗り、彩度低下等
様々なテクニックがあります。
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各種画像予定
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目立ってはいけない部分を押さえ込むことで全体のバランスをとるのです。
そして、逆に目立たないようにディティールをいれ密度感を上げるテクニックもあります。
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各種画像予定
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キャラクターに応用(エロエロなおねーさんで説明)
キャラクターに上記の技術を用いてみました。
一番手前の右手と顔周辺にディティールを密集させ
奥側となる足先にはほとんどディティールがありません。
奥に向かって描きこみを徐々に減らしていくだけで立体感が上がります。
同様にコントラストを奥に向かって下げて行くと立体感が出るのですが
この絵で目立たせたいのは「おしりと顔」!
光源をおしりの斜め上に設定して
おしりと顔のコントラストを上げ、さらに細かく書き込むことで
目立たせています。
顔とムネの位置関係を明白にするため胸元は灰色で塗ってあります。
この絵はちょっと全体的にコントラストが低く
ややメリハリが弱いです;ーー
使いまわしばかりで恐縮ですが
こちらは私が描いた中では上手くメリハリが付けられたと思います。
より上手く遠近感を表現したり、
メリハリや省略を使いこなしている絵描きさんの作品や
写真を研究してみてください。
工事中
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